事件概要
2017年7月に発生した集団性的暴行事件において、ナンパ講座「リアルナンパアカデミー(RNA)」の関係者7人が逮捕されました。本事件の被害に遭われた女性Aさんが独自取材に応じ、当時の状況について語っています。
Aさんは今回の事件以前にも、約4年前に性被害を受けた経験をお持ちです。その過去の出来事に関与していた人物は、かつて問題となった大学サークル「スーパーフリー」の元幹部であったといいます。さらにAさんは、「その人物とRNAの主宰者にはつながりがある」と証言しており、両者の関係性に衝撃が広がっています。
元スーフリメンバーによる悪質な犯行
「裁判では伝えきれなかった現実があります」と語るAさんによれば、RNAでは声をかけた女性に大量の酒を飲ませ、正常な判断ができない状態にしたうえで複数人による行為が行われていたとのことです。また、その様子を“合意の証拠”と称して動画で撮影し、内部のLINEグループで共有していたとされています。
Aさんは2017年7月末、新宿区内で男性2人によって酔わされ、被害に遭われました。事件に関わった人物はその後逮捕され、有罪判決を受けていますが、Aさんの苦しみは現在も続いています。なお、主宰者は裁判において無罪を主張し続けています。
見当違いな被害者への批判
さらに、事件後にはSNS上で誹謗中傷を受けるなど、二次的な被害にも苦しめられました。投稿内容には限られた関係者しか知り得ない情報も含まれており、不審に感じたAさんは過去の出来事との関連に気づくこととなります。
約4年前、Aさんは知人男性Bに誘われ、友人とともに飲み会へ参加しました。そこで紹介されたCという男性の自宅で飲み直すことになりましたが、友人がその場を離れた後、Cから無理やり関係を迫られたといいます。Aさんは何とかその場から逃げ出しました。
数日間、精神的に大きなダメージを受けたAさんは警察への相談を決意します。同時に、信頼していたBにも事情を打ち明けましたが、返ってきたのは加害者との示談を求める言葉でした。「自分の立場を考えてほしい」と説得され、加害者も謝罪の姿勢を見せたことで、Aさんは判断を迫られることになります。
提示された示談金の妥当性も分からないまま、事件から約1週間後に示談が成立しました。
実情
しかしその後、Bがスーパーフリーの元幹部であることが判明します。刑期を終えた後に名前を変えたBは、現在も女性を集めて男性に紹介するような行為を続けているとされ、Aさんは「味方だと思っていた人物に利用されました」と振り返っています。
さらに、当時の出来事を知る人物は限られていたにもかかわらず、RNAの主宰者がその内容を把握していたことが明らかになります。事件報道の後、Bから突然連絡があり、「会う機会を作ってほしい」と主宰者から頼まれたと告げられたとのことです。
示談は計画済みだったのか?
この一連の動きについてAさんは、捜査が及ぶ前に示談で問題を収めようとする意図があったのではないかと感じたと話しています。
過去の経験から、性犯罪の立証の難しさや被害を訴えにくい現状を実感していたAさんは、「今回は絶対に示談しません」と決意しました。警察も関係者同士の接点を把握しているといいます。
現在も通院を続けているAさんは、「同じような被害を受けた方々が声を上げてくださったことで、実態が明らかになりました」と語っています。一方で、「刑期を終えても変わらない人がいる現実を目の当たりにし、性犯罪に対する処罰の軽さに疑問を感じています」と強い言葉で訴えています。
